なな

君の手はどこにあるのか。
白い花は咲いているのか。
すべてが幻でもうそでも妄想でも限りあることには変わらない。

朝が来て走り出して手を伸ばして
さようなら
夜がきたら逃げるから。

私がここにいたことは内緒。

もう少しだけ
そう、きっともう少しだけ
息を止めたら見えてくる。