2010-01-01から1年間の記事一覧

ろく

手を伸ばしてみたものの 掴んだものはもう持っているもので ためしに弾いてみたピアノはだたの騒音でしかなく 飾り立てたドアとなにもない窓辺に引っかき傷を残そう君はそこにいた うそをついた笑顔 となりの木の葉は一枚もない うそもつけない走り去った車…

つまりそれは嘘で、私はなにも顧みず向かおうとしているのだ。 ただ真っ直ぐに伸びる道は果てしなくしかしあっけないものだ。 なにかあるのではないかと期待した未来 よくある感動に涙してみるときもあった それはそれで転がれ 転がれ まわれ まわれつまりそ…

よん

増えていくものと減っていくもののバランスが取れなくなったとき 傾いた身体を元に戻すのは難しい手を離した風船が空に飛んでいくのをただ見守るだけで 世界がひっくり返ることだってあるなんとなく 蟻の数を数えてみるけど一体何匹? そんなことは隣に生え…